先輩たちの声1:チキン生産部
西山幸佑(2010年入社)
出身校:鹿児島大学大学院 生物資源化学専攻
所属:チキン生産本部 生産管理課 生産管理班
今どのような仕事をしていますか?
私は「生産管理課」という部署に所属しています。生産管理課の役割を分かりやすく一言でいえば、空港における管制塔のような役割を担っています。生産計画をもとに入雛(鶏舎に雛を入れること)から出荷(生鳥を処理場へ出荷)までを管理し、日々の出荷をコントロールしています。必要な量の鶏肉をタイミングよく供給するために綿密な計画を立てて、鶏の体重や鶏肉量を予測して工場に発信する仕事をしています。
また、生産部の窓口として飼料メーカー・医薬品メーカーや同業他社と接する機会が多く、こまめに情報交換や打ち合わせを行ったりしています。契約農家の巡回・指導も行っています。
どのような時、仕事にやりがいを感じますか?
生き物の出荷をコントロールしているので、思い通りに行かない事の方が多いですが、自分で組み立てた計画がうまくいった時は、やりがいを感じます。ミスが許されない仕事を任されているだけに達成感はあります。また、実際に私が鶏を育てているわけではありませんが、農場の成績が向上することに喜びを感じます。
仕事における目標や夢はありますか?
大学で鶏について勉強していましたが、会社に入って使える知識というのは、ほんの少しだということを実感しました。もっと鶏に関する知識を深めることはもちろん、幅広い知識を身につけ、ジャパンファームの生産性向上に貢献したいです。そして、コストを意識して仕事に取り組み、コスト競争力世界一を目指します。
就職活動における、企業選びのポイントは何ですか?
働くビジョンが描けるかどうかがポイントだと思います。将来どんな仕事をしたいかということを明確にして、その企業でどのような仕事がしたいかなど、想像しながら企業選びをしていました。私の場合は、大学時代に鶏を扱う研究室に所属しており、その経験を軸として畜産会社や飼料会社を中心に就職活動を行っていました。
就職活動中に、特に気をつけていたことは何ですか?
とにかくネガティブにならないことです。自分の希望の会社がダメでも、気持ちを切り換えて次に臨むようにしていました。自分ではベストな受け答えができた面接でも、ご縁がないことも多々ありました。また、周りが内定をもらい始めると段々焦りが生じてくるものですが、周りを気にせず面接や筆記試験の準備をしっかりして臨むように心掛けていました。
就職活動中の失敗談はありますか?
まだ面接に慣れていない頃、自己分析をあまりせずに面接に臨んだため、自分のことを聞かれた時に、言葉に詰まってしまったことがありました。面接において自己分析は重要だと思いますし、自分をアピールして“一緒に働きたい”と思わせることが重要だと感じました。また、面接は自分の自慢話をするのではなく、自分の性格や今までの経験をありのまま伝えることが大切だと感じました。
就職活動中の面白エピソードを教えてください。
ある会社の説明会を受けに行った時、バスが渋滞に巻き込まれて予約した説明会の時間に遅れそうになった事がありました。バスを降りてスーツ姿で必死に走っていると、近くを走っていた車が止まり、中から優しそうな女の人が降りてきました。女の人は「おばちゃんが送っていくから乗りなさい」と、なんと私を会場まで送ってくださいました。おかげで無事説明会に間に合うことができ、その車の中で泣きそうになりながら何度もお礼を言いました。就職活動を通して人の温かみに触れ、自分も困っている人に手を差し伸べられる人間になりたいと思ったエピソードでした。