先輩たちの声2:品質保証部
外山 奈津紀 (2008年入社)
出身校:鹿児島大学 農学研究科 生物生産学専攻
所属:品質保証部 検査課
品質保証部 検査課とはどのような部署ですか?
その名称の通り、当社で生産される商品に関して品質を保証するために日々検査を行っている部署です。検査課は大きく細菌検査・理化学分析検査・防疫検査の3つに分けられます。
生産される生肉・加工品のみならず、農場や工場の衛生検査、鶏や豚の健康的な成長のための飼料栄養成分分析や疾病状況把握、生産・製造過程で排出される排水検査など、検査項目は多岐に及びます。その他、私たちの技術を使い、より品質を高めるべく農場や工場とともに環境改善や商品の付加価値評価を行っています。
どのような仕事をしていますか?
私が今、主に行っているのは防疫検査です。この部門は鶏や豚から採取した血清を検査することで、ワクチン接種状態や群もしくは個体の疾病状況を把握して獣医師と連携しながら疾病の予防に努めています。
「現在」を把握して「過去」と照し合せて「未来」を守る、そんな仕事をしています。他にも理化学分析や農場に赴いて管理や成績改善の糸口をつかむためのサポート(分析や新規情報の提供など)を行っています。農場、疾病、工場、法令、薬品、検査手法など、日々変化していくものを勉強している毎日でもあります。
仕事をするうえで気を付けていることはありますか?
「次の日には挨拶と笑顔」が基本。凹んだり、叱られたり、悔しかったりすることもありますが、励ましてくれる歌を聴きながら何とか気持ちを持ち直します。そして次の日には明るく挨拶。何をするにも人から学ぶことは多く、不機嫌な顔と声では相手も答えてくれませんから。
就活で何を「軸」として活動していましたか?
就活に先駆けて、自己分析をしているかと思います。私の進学の仕方は少し人とは違っていて、農業高校から農学部というものです。その根幹は「動物が好き」ということ。ちまちました細かい作業が好きで、研究作業も好きで自分の世界に没頭する自己中な性格です。
そんな自己中な私が就活の「軸」としたのは「自分がやりたいこと」。動物に触れて、研究などのちまちました作業がしたい、そんな自分の欲求が満たせる企業を選んでいました。選んだ企業の構成(部署)を確認して、「まあ、どの部署でも大丈夫かも」と思える企業を中心に就活をしました。
ずばり、「就活必勝法!」は?
絞り込んだ「とりあえず」で活動したこと。
自分の性格、やりたいこと、出来てきたことをベースに、会社の大小、有名無名問わず会社を絞り込んで「とりあえず」どこに内定をもらってもやっていける会社を受け続けることだと思います。
いざ、仕事をするとやりたくないことや面倒なことがあるものです。でも、やりたいこと、出来ることと交互に仕事をこなしていくことで、おのずと仕事が進みます。
「やりたいこと」があるということはとても大切なことです。
最後に一言。
仕事は何が役に立つかわかりません。学生時代の知識・技術が全く役に立たない場合もやっていたおかげで上手くいく場合もあります。「文系だから」「理系だから」という括りはありません。理系の皮をかぶった文系の私が断言します。
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