技能取得
サステナビリティ重要課題のひとつ「働きがい・魅力ある職場環境の実現」において、「技能取得」の具体的な取り組みをご紹介します。
働きがいの向上
ジャパンファームでは、事業活動に必要な技能資格の取得を支援しています。
資格には国家資格から講習資格まであらゆるものが存在しますが、法令上で必要な資格や、業務上必要な資格については
資格取得を支援し、責務の対価を支給する制度があります。
ジャパンファームでは、事業活動の中心にはひと(従業員)が存在し、ひとの成長によって会社の成長と発展に繋がると考えています。
尊い業務を全うする、働くひとたちのモチベーションアップに繋がっています。
以下掲載する資格は専門的な力量が求められる国家資格で、専門的な教育課程を経る難関の獣医師資格をはじめ、当該業務にて
管理責任、届出等が求められる資格です。
ジャパンファームで働く巧の人たちを併せて紹介します。
獣医師
獣医師は動物の診療や保健衛生指導などを通して、『動物の保健衛生』、『畜産業の発展』、『公衆衛生の向上』に寄与します。
これらの使命を基盤に飼育動物に対して、診療業務を行うことができる唯一の資格です。
大学では獣医学を専攻した谷さん。
ジャパンファームでは、豚に対するワクチネーションプログラム・投薬の立案指示、実施などによる疾病の予防や治療といった診療業務
だけでなく、飼養環境や管理方法に対するアドバイスを行い、生産性の向上に努めるコンサルティングとしての役目も担っています。
また、国内外及び周辺地域の疾病情報や自農場の環境を把握し、有効な防疫対策を構築して行く事も重要な努めとなっています。
上記の業務に生かすべく、最新の情勢や新規技術の活用を目的に、動薬メーカーや行政機関、大学や研究機関等の外部関係者とも
積極的に情報交換を行っています。
第二種・第三種 電気主任技術者
自家用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安監督など、電気事業法上、必要な電気保安の為の責任者。
取得が難しいとされる資格ですが、ジャパンファームではその事業所設備の規模等から、第二種及び第三種の電気主任技術者を複数名設置しています。
高校卒業後、ジャパンファームに入社した田中さん。以来、実務を通して電気設備の運用管理を習得し、現在では第二種電気主任技術者をはじめ
多数の難関資格を取得する一方で、後輩への指導、サポートなど職場に無くてはならない熟練者です。
『日頃から、日常点検や定期点検をはじめ徹底した設備管理のもと、電気事故を起こさない。当然責任はあるが、職場で協力して課題を解決出来た時は格別なやりがいを感じる』
と語る田中さん。
今日もチームワークを活かして垂水エリアの事業操業を支えています。
第二種 冷凍機械責任者
高圧ガス保安法に規定される高圧ガス製造保安責任者の資格区分の一つ。
冷凍・冷蔵設備に関わる高圧ガスを製造する施設において保安業務を行う責任者を指します。
高校卒業後、一旦は自動車製造会社に入社した笠毛君。Uターンで鹿児島に戻り、地元の高等技術専門校を卒業後、ジャパンファームに入社。
垂水工務班で4年目を迎えます。
入社以来、フォークリフトや2級ボイラー技士に続き、昨年は第二種冷凍機械責任者を取得。
知識習得と実務経験の両側面から仕事のやりがいを感じています。
『見聞きしながら得た知識と、資格取得の為学習した知識をミックスさせ、ようやく設備、配管内の冷媒の動きが頭のなかでイメージ出来るように
なりました。イメージ出来ると不具合の際のトラブルシューティングが出来るようになり、これを繰り返す事で更に知識が高まっている感覚があります。
自分の立てた仮説がその通りだった時は、「最高に気持ちいい」です』
工場からの要請に応じた冷凍設備稼働を行う一方で、省エネ稼働や地球温暖化を抑制する為の冷媒転換の検討など、
今後はより地球環境を考えた運用管理が求められる、重要な業務を担っています。
公害防止管理者(水質)
事業活動によって生じた排水を、法的規制値以下にて浄化・放流する。公害防止管理者(水質)と呼ばれる人たちが能力を発揮する場もあります。
バクテリアや活性汚泥微生物を用いてそれらに排水を浄化させるミッションは、養鶏や養豚と同じように生き物を飼う難しい側面もあります。
大学卒業後、長らくジャパンファームに勤められた岩元さん。
定年退職後も後進の育成や小規模設備を有する預託農家さんを巡回指導するなど、地球と人に優しい事業活動の礎となる人材育成に注力されています。
「資格取得は一つの成長だが、あくまでも知識や技術を向上させる能力・努力こそが重要」
実際には非常に難しい、現役当時と変わらないご自身のミッションに尽力されています。
一見馴染みのない資格に聞こえますが、排水量や水質性状に応じて第一種から第四種に資格区分がされており、
入社後に取得挑戦する人が多い傾向にあります。
第一種電気工事士
農場や工場には数多くの電気設備がありますが、これらを正常稼働させる為に日常保守・精密(停電作業)点検や、
時として異常対応を求められた際、能力をいかんなく発揮する電気工事士と呼ばれる人たちがいます。
エレクトリシャン。電気工事に関する専門的な知識と技能を認められた人が得られる称号です。
頭の回転と手先の器用さも武器になり、業務の一環でちょっとした配電盤制作もこなす、まさに事業活動における縁の下の力持ちです。
現代では電気が存在しない日常生活は考えられませんが、機械化、自働化が進む事業活動でも同じ。
畜舎のアウト点検や円滑な工場操業などには必要不可欠な存在です。
第一種衛生管理者
第一種衛生管理者は、労働者の健康管理や作業管理、労働衛生教育の実施、健康障害を防止するための作業環境管理などを中心に業務を行う国家資格です。写真を添付します、東日本チキン事業本部の盛岡工場では2名が専任されており、女性ならではの視点を織り交ぜながら岩手事業エリアの安全衛生に尽力されています。現在、ジャパンファームでは、岩手、千葉、鹿児島にある事業所合わせて合計79名の資格保有者がおり(R4.12.31現在)、8つある安全衛生委員会の中心となって業務に取り組んでいます。
資格を有していれば働く職種や業種に制限なく業務を行える為、どの事業場においても働くことが出来る資格で、男性、女性を問わず有資格者のうち殆どが入社後に試験合格しています。
ここに一部紹介しましたが、大学の専門課程を経て取得する獣医師資格以外、殆どが入社後に取得しており、職場の先輩、
同僚の協力を得て、実務経験を積みながら自己研鑽に努めています。勿論、他での経験者も能力を発揮して貰っています。
その他 取得を推奨している資格
ジャパンファームでは、労働安全衛生法や毒物及び劇物取締法をはじめ、事業活動に関わる関係法令を遵守しています。
また、そうした法令遵守(コンプライアンス)や労働安全の立場から、作業上必要な資格取得を推奨、支援しています。
その一部を以下に記載します。